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就職だれでも相談 > コラム > 【深堀業界研究】建設業界～ニーズは拡大！未経験から目指せる建設業界～
再就職支援業界研究

【深堀業界研究】建設業界～ニーズは拡大！未経験から目指せる建設業界～

たくさんの求人情報を目にする建設業界。しかし専門外の方々にとっては「見えない部分」も多いことかと思います。今回のコラムでは、拡大する建設ニーズからキャリアアップシステム、そして未経験から目指せる管理系新職種まで、変化する建設業界の「いま」についてお伝えします。

急務！都市インフラの再整備

私たちの住む“東京”を、今一度振り返って見てみましょう。
初めての東京オリンピックは1964年開催。戦後の復興から高度経済成長を遂げた姿を、世界に披露する大会でもありました。皆さんが現在、生活に欠かせないインフラの多くは、その開催に合わせて築かれたものばかりです。
例）新幹線・首都高速・地下鉄・東京モノレール・環状七号線etc

そして東京から始まった近代都市化の波は全国に広がりました。それから60年余り経った今、私たちの目の前には「コンクリートの劣化」という大きな課題が表面化しています。まさに建設業界の今後の大きなニーズは「都市インフラの再整備」なのです。

ホントに未経験からOK!?「施工管理職」

「見える建設現場」には多くの重機が動き技術をもった人々が働いています。一方でバックヤードの「見えない建設現場」にも、さまざまな仕事があります。代表的な職種は「施工管理職」です。建設現場の総合管理（安全・品質・原価・工程・環境）を担う大切な仕事で、現場状況を把握し必要な管理書類の作成を進めます。元々は大学・専門学校などで建設を学んだ人が、数年の就業後に国家試験を経て就く職種でした。しかしバブル崩壊で需要が激減したゼネコン（大手総合建設会社）各社が、10年に渡って新卒採用を抑制したこともあり、現在40代後半～50代の中心的人材が大幅に不足してしまっているのです。

そこで現状を踏まえ新たな法改正も進み、未経験であっても「筆記試験」を通過すれば「2級施工管理/技士補」、経験を積んで「2級施工管理技士」将来は「1級」へと進むことも可能になりました。業界全体の取組みとしても“女性活躍推進”の旗印として、今大きく舵を切っています。

また2024年度に国土交通省が主導した「働き方改革」によって、長時間労働の是正やDX化も進み、古い体質に見えた業界も加速度的に生まれ変わっています。中でも“現場技能者の能力を見える化”する「建設キャリアアップシステム」が義務化されたことで、登録する職人一人ひとりの技術・経験に見合った処遇も実現して来ました。

そして動き始めた新職種！「建設ディレクター」

施行管理職の６割程の仕事は、実は「管理書類の作成」に費やされます。そこで、有資格者が現場で検査したデータをデジタル通信で送り、それを受けた完全内勤の「建設ディレクター」が併行して書類を作るといった分業体制もスタート。これによって施工管理者の時間外労働を大幅に減少させる形となります。これからの建設業界は、他業種で磨いた実力を発揮する“キャリアチェンジの舞台”としても、大いに期待されています。

まとめ

ニーズの拡大や人手不足に対応するために建設業界は変化し続けています。建設業界を深く知ることで、あなたの就職のチャンスは広がって行きます。
ぜひ、興味がありましたらチャレンジしてみませんか？

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