働き方再就職支援
シニアはココに気を付けよう!【職場の常識】
新しい職場に臨む時には、経験豊富なシニアの皆さんでも不安は出てくるもの。ましてや一つの会社に長く就業してきた方であれば「その会社の当たり前」がしっかりと身体に染み込んでいるはずです。業種や業界、会社の規模や組織図が異なれば「仕事の進め方」はもちろん「会社の当たり前」も変わってくるものです。今回のコラムではシニアの再就職を成功させるために、陥りやすいこと・気を付けたい事例などを解説いたします。
つまずきの始まりは…「エッ、こんなこと⁉」から
「年功序列・終身雇用」が前提では無くなってきた日本社会では、規模の大きな組織から、あえて中小企業にセカンドキャリアを求める再就職も多くなってきました。是非その新しい職場環境で「磨いてきた仕事力」を活かして欲しいと思うのですが、残念ながらほんの数ヶ月で「早期離職」に繋がってしまうケースも散見されます。つまずきの始まりはいったい何処にあるのか…皆さんが新しい職場で落ち着いて、長く働けるように、いくつかのエピソードから考えてみましょう。
▶「仕事の流れ」の違いに…
最初につまずいてしまうことの一つに「仕事の流れ」の違いがあります。しっかりと役割分担がされた大きな組織であれば、仕事のリレーションもスムーズに行われるでしょう。しかし、一人の社員が同時にいくつもの業務を回すような中小の組織では、今まで通りには行きません。さらにオフィスのシステム環境も異なれば、日常の作業にも小さなストレスが重なってくるでしょう。それも仕方が無いこと、あなた自身はまだ新入社員なのです。ここは少々の我慢も必要です。その大きな仕事力を活かすための提案や改善は、職場環境に馴染んで互いの信頼関係が生まれてから取り組んでみてはいかがでしょうか。
▶「情報共有」のルール
中小企業がDX化を進める大きな目的の一つに「情報の共有」があります。しかし現状では個々の企業の進捗には大きな開きがあります。日報の出し方、業務報告、受発注処理、さらには一般的な「報・連・相」まで、会社毎に旧態依然の様々な暗黙のルールが存在します。まずは一度その状態を受けとめることも大切です。始めからコンサルティング的な目線で批判的になっても、仕事は前には進みません。せっかく縁あって入社した会社です。焦らずに「一つひとつの“何故”」を考えて解決していきましょう。あなたの知見が活かされるのはそこからです。
▶「前の会社では…」
管理職として期待されて入社!そんな転職時にしばしば陥ってしまう失敗例もあります。それは既存の従業員の方々を前に、常に「前の会社では…」という言葉から語ってしまうことです。ご本人は全く悪意も無いことなのですが、今までそこで頑張ってきた従業員の方々は「違和感」を感じ「心の壁」をつくってしまうこともあります。しっかりと人間関係を構築するためにも、今までの経験から何かを伝える際の主体は「前の会社」ではなく、「私は」と心得ておきましょう!
まとめ:あなたを採用した企業は「多様性」へ進化中!
少子高齢化がここまで進んだ日本企業は、今後の生き残りを賭けて“女性活躍・シニア活用・外国人雇用”など「多様性」の受け皿づくりの真っ只中です。そして今、シニアの貴方を採用した企業は、まさに前向きに進化しようとしているチャレンジャーなのです。是非とも互いに理解し合い、より良い新しい社風を一緒に創り上げてください。それが、再就職を成功させる秘訣でもあります。
東京しごとセンターシニアコーナーでは55歳以上の方の就職活動をご支援しています。キャリアカウンセリングをはじめ、各種セミナーやイベントをご用意しています。55歳以上の方を積極的に採用している業界の様子をお伝えするセミナー、再就職した方の生の声を聞いて就活の進め方をイメージできるセミナーなど種類は様々です。就職後のイメージを膨らませるためにも、ぜひご活用ください!
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