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働き方再就職支援

家庭と仕事「両立の知恵」

育児休業制度(1992年)や介護休業制度(1995年)など、家庭と仕事を両立するための各種制度は時代と共に導入されてきました。
さまざまな制度を導入した企業が増え、労働者側としては働き方の選択肢が増えました。しかし、それらの制度を利用したとしてもたくさんのやるべきことがあり、忙しい毎日に追われることもあるのではないでしょうか。そんな毎日の中で家庭と仕事を両立するためのヒントをお届けします。

家族やパートナーとの家事の分担

家事や育児、介護など、今ではずいぶん「パートナーと共に行う」ことが当たり前になってきたものの、まだまだ女性が担うものだというバイアスや、女性側も無意識的に自分のすべき仕事だとして行っていることは多いようです。家族やパートナーに相談する際には以下の点を意識してみてください。

①家事、育児、介護などに必要な「TODO」を割り出し、役割を設定する
 役割を決めておくことで、混乱やトラブルを防ぐことができます。TODOリストを作成することも備忘録となる他、互いにやることが可視化できることでフォローしあえることもメリットです。
②役割分担の中に、セルフケアを入れる
互いに役割を分担していたとしても、仕事との兼業です。時に過労やストレスを感じることもあるかもしれません。意識的にリフレッシュや自身の健康のためのケア時間を取り入れてみましょう。

上記のように役割を設定したとしてもその時の状況によって可能・不可能が発生します。柔軟に役割を見直すことや、必要に応じて調整を行いましょう。また、お互いがしっかりとコミュニケーションを図り「感謝を伝える」ことも大事なポイントです。

優先順位と時間管理

家事に留まらず、育児や介護にプラス仕事をするには優先順位や時間の管理は大切になります。特に、今日中にやらなければならないことなど仕事や家庭の重要なタスクは、「いつの時間帯に終わらせるか」を決めておくのもいいでしょう。仕事時間や通勤時間、お迎えの時間など動かせない時間帯もあると思います。その上で重要なタスクを行う時間を確保しますが、その際、大切になるポイントを紹介します。

①自分の集中力や体力的なエネルギーが高い時間帯を把握しておき、そこに重要なタスクをあてること。
②自分の体力と相談しながら充てるべき時間帯に重要タスクを置き、予定外の事態に備えた余裕時間を重要タスクの前後に設けること。
③カレンダーアプリなどデジタルツールを利用して今日一日、そして週間や月間のタスクと時間を効率的に管理することで家庭や仕事の視える化を行うこと。

 このように家庭と仕事の役割を適切に管理して、家族やパートナーの方々と話し合いながらバランスを取れるようにしていきましょう。

新しいことへのチャレンジには、悩みもつきもの。東京しごとセンターでは、家庭と仕事の両立のためのご相談も承っています。是非、一緒に考えていきましょう。

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